なびす画廊

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鮎川廉展
蜘蛛の糸、或いは一介の供物
AYUKAWA Len
2003.06.02(月)―06.07(土)

 | 作家コメント |

 作品をつくる時、つくり手(私)は純粋でなければなりませんし、そうでなければ作品はつくれません。つくり手には、純粋を知ることが不可欠です。
「純粋を知る」とは、しかしながら、一見、相反するような破綻を汲み取ることでもあります。そうする以前の純粋は、純粋を顧みることを知らないからです。そして芸術とは、その破錠にこそ宿るのかもしれません。作り手としての自分は、それらを見極める「空っぽ」な眼差しを、いつでも持っていなければならないと思うのです。
常に、「透明」であることを望んでいます。



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