澤田幸恵展 SAWADA Yukie 2003.05.05(月)―05.10(土) | 作家コメント | 最近の制作において「作品との対話」とでも言うのか、強引に自分の意志通りに画面を造る意識ではなく、画面や描画材と話し合いながら制作する意識が強くなっていることに気付く。それは、物理的に描画材の乾きが遅くなる使用法と、それに伴い乾いた状況の予想が難しくなったために生じたと言ってしまえば簡単なことなのだが。 今までの作品も「絵の具」の時と、それが固着し作品の一部になった時の表情の違いに戸惑いながらもそれを生かすことで作り上げるものだった。今回はさらにその意識を強め、日常の制作の一部を切り取ったものにしようと思っている。 →2006年の個展 →2007年の個展 |
© 2003 nabis gallery All rights reserved. |