塩澤徳子展 「弦音」 SHIOZAWA Noriko The String's Sound 2003.07.21(月)―07.26(土) | 作家コメント | 一本のヴァイオリン弦をモーターで巻き上げる。ピンと張りつめた所で、また巻き戻す。その間、別の装置が定期的にその弦をはじき続ける。「弦の音」を使った作品です。 これまでも木洩れ日や雨だれの音、風によってできる吹き溜まりなど、日常の中で当たり前に存在している自然の現象に焦点を当て、その中に含まれる普遍的で、より本質に近づいた「現実のかたち」を自分なりにすくい取り、作品にしてきました。 今回展示するのは「同じ弦の音が、緊張具合(長さ)によって変化する」という、当然ともいえる事実に改めて興味を持ち、できた作品です。 |
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