亀田 洋二展 KAMEDA Yoji 2004.09.27(月)―10.02(土) | 作家コメント | 亀田洋二展『隅/角』 2000年のなびす画廊での展覧会[Bones]以来,[Bones]というタイトルで展覧会を行っ てきましたが、今回は同じ題材で[Bones]を省き、「隅/角」というタイトルで行い ます。 [Bones]の経緯として、1999年頃から「球体と球体を棒で結ぶような形態」を描くよ うになり、その形が骨,特に大腿骨に酷似していたところから[bones]=「骨」と名 付けましたが、それは具体的な何かの対象物として(例えば牛とか馬とかの骨という ものではなく)、最小単位としてのモノ、漢数字「一」のような「ある構成の素(も と)」という捉え方でした。 しかし僕はそれらを単に象徴的に描くのではなく、それを描こうとする以外のもの; 例えばその間の背景(的なもの)や、あるいは余白(的なもの)をどう見るか、あえ て“描く対象”を『イメージ』というなら、むしろ『非イメージ』としての部分に興 味がありました 今回は,描く対象(;骨)をできるだけ“隅っこ”(違う角度から見れば“角っこ”) に配置することによって、その外側にある『非イメージの自立性』についての問題を 強調しています。 作家Homepageはこちら |
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