大平 奨展 OHIRA Susumu 2004.07.05(月)―07.10(土) | 作家コメント | 落葉の音が聞こえる日。音を吸い込んでいるような雪の日。 雨に萌黄色の葉が濡れている日。青空にカンナの花の黄や赤が映え、 地面に濃い陰が見える日。一日一日はとりたてて変わることはない。 それでも四季折々の変化を見せ一年が過ぎる。新しい一年がその前の 一年と特別違う風景を見せるわけでもない。意識する事のできない ほんの僅かな変化の積み重ね。エーゲ海に残る遺跡に出合う時、 縄文の土器に出合う時、過ぎ去りし一日を思う。 淡々と色を置く。 →2006年度の個展/Exhibition in 2006 →2008年度の個展/Exhibition in 2008 |
© 2003 nabis gallery All rights reserved. |