日々の暮らしの中で、心に深く入り込んで来たものを題材に描く訳だが、 より鮮烈に、香り高く入って来る程、受け止め方は抽象的になってしまうらしい。 だから、自分で描いたにも拘わらず絵の中に不可解なものが滲み出ると「よし!」 と僕は思うみたいだ。その方がこの感動と合っていると納得する。 そのあたりのやりとりを味わいつつこれからも描こうと思う。 2004年度の個展