Untitled F30号、キャンバスに油彩、2009年 |
河内 孝夫展 KAWAUCHI Takao 2010.07.19(月・祝)―07.24(土) <作家コメント> 私の作品では、色や形態などの絵画的要素を、最小限に抑えようとしています。 それは私個人の自我や主体性を抑えることであり、打消していくことで画面に意識を 沈潜させ、浸透させることで精神と物理的素材とが互いに共鳴し、それらを融合させたい と考えているからです。 禅僧は、座禅瞑想を通して無我の境地に至り、世界を価値判断や妄想を排して、 区別以前の全体としてとらえる「無分別」の状態を指向するといいます。 わたしにとっての制作もそのようなものでありたいと思っています。
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