nabis gallery

02-13（注意と意志）
41cm×24.2cm（M6）
oil on canvas
2002

竹内義郎展
TAKEUCHI Yoshiro
2002.09.30(月)―10.12(土)

　｜　作家コメント　｜

　絵を描くものにとって、それがはっきりとした形態を持ったものであれ、漠然とした雲や流れの様なイメージであれ、描かれ得るものは、本来、言い得ないもの＝不可視のものではないか、という思いがあります。きっと、それは何か、慕わしい影のようなものに相違ありません。
　作品によって私はイメージの「在り方」を」問題にしているのだと思っています。イメージが、そこに、その様に、かたちを持って「在る」こと、その存在のちから（強さ、そして弱ささえも）を問うものだと思います。
　或る日、ほんの一瞬、運がよければ感じることができるもの、みることができるもの、それこそが私たちを駆り立てるものなのです。