「生きもの死にもの Metamorphoses2014-1」 2014年、豚真皮、サイズ可変 |
加藤 隆明 展 KATO Takaaki 2014.10.13(月・祝)―10.18(土) <作家コメント> 豚真皮を素材とした彫刻作品3点と実際に使用した蚕網に、 蚕が作りだしたシルク(製品)を使いなりえなかった成虫を イメージした作品を展示。この蚕網作品は10点程度空間に 浮かべる予定。蝶柄の着物(リサイクル商品)を利用して再度 蚕蛾の縫いぐるみを制作4点展示。 |生きもの死にもの Shadow of the moss 2014| なり得なかった形を造る。蚕はこの網の上で育ち繭になる。 変身中に生命が終焉し絹を残す。その絹製品を使い、 育った場所に変身後の姿を映し出す。 |生きもの死にもの Metamorphoses 2014-1| 豚真皮という素材の特性が、意味を保存することを遠ざける。 フェティシズムを機能させた彫刻作品ではなく、生体として 鑑賞者と向き合う作品。それは変形、消滅する性質もある。 膠色に光り空間を包み込むような表面の構成は、視線を透過させ 量塊を把握することを困難にさせる。軽くて弱く視界に留めにくい 彫刻となる。鑑賞者は自らの成分と同じ物質で作られた別物を 体験する。 2014.7 加藤 隆明 →2004年の個展 →2006年の個展 →2007年の個展 →2008年の個展 →2009年の個展 →2010年の個展 →2011年の個展 →2012年の個展 →2013年の個展 |
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